「4点A,B,C,Dを通る正方形」を,次のように定義する。
(あ) 正方形の「辺上」または「辺の延長上」に4点A,B,C,Dがある。 (い) 正方形のすべての辺の「辺上」または「辺の延長上」に,4点A,B,C,Dのいずれかが1つだけある。
(ショート動画
https://www.youtube.com/shorts/wq6qkH5vQF8 の方法)
与えられた4点A,B,C,Dに対して,
E,F,G,H,P,Q,R,Sは上図の通りとする。
まず,円C1において,円周角の定理より
∠APF=∠AEF÷2=90°÷2=45°,∠BPF=∠BEF÷2=90°÷2=45°である。
同様に,円C2において,円周角の定理より
∠CQH=∠CGH÷2=90°÷2=45°,∠DQH=∠DGH÷2=90°÷2=45°である。
以上より,△RPQと△SPQは共に直角二等辺三角形であり,
ゆえに四角形PRQSは正方形である。
また,この正方形が条件を満たしていること(全ての辺の辺上またはその延長上に4点A,B,C,Dのいずれかが1つだけあること)は,
作図の手順より明らかである。(証明終)
上述の作図方法において,任意の4点A,B,C,Dに対して,最初の2円C1,C2の取り方が
[1] 線分AB、線分CDを直径とする円
[2] 線分AC、線分BDを直径とする円
[3] 線分AD、線分BCを直径とする円
の3通りある。(どちらがC1でどちらがC2かは問わない。)
そして,その各々に対して
・「円C1」と「直径の垂直二等分線」の2つの交点のうち,どちらをFとするか(2通り)
・「円C2」と「直径の垂直二等分線」の2つの交点のうち,どちらをHとするか(2通り)
がある。
したがって,この作図方法だけで,実に計12通りの作図ができる。
※実際には,この12通りの作図で得られる正方形には重複がある。同じ正方形が2個ずつあり,異なる正方形は計6種類である。
(これは証明を要する命題だが,ここでは証明を割愛する。)
上記の方法で作図した6種類の正方形の大半は、4点A,B,C,Dのいくつかが正方形の辺の【延長】にある。
「4点A,B,C,Dすべてが正方形の(辺の延長上ではなく)辺上に来る正方形が必ず存在する」と言えるか?
→ 【否定的に解決】 計6種類の正方形すべてが(辺上ではなく)辺の延長上にくる正方形である反例を発見。
(例えば,4点A,B,C,Dが一直線上に並んでいる場合。下図参照。)
「4点A,B,C,Dを通る正方形」は、上記の作図方法で作図できる6種類しかないのか?
→ 【否定的に解決】 条件を満たす正方形が無数に存在する反例を発見。
(例えば,4点A,B,C,Dが正方形の頂点になる位置にある場合。下図参照。)
4点A,B,C,Dの位置に関する次の条件を求めよ。
[疑問1-a] 4点A,B,C,Dすべてが(辺の延長上ではなく)辺上にある正方形が存在するための条件
[疑問2-a] 条件を満たす正方形が上述の作図方法で得られる6種類しか存在しないための条件
[疑問2ーb] 条件を満たす正方形が無数に存在するための条件